Regional Scrum Gathering Tokyo 2020に参加してきた! – Day3

こんにちは、サーバーサイドエンジニアの西村です。
Regional Scrum Gathering Tokyo 2020(以後RSGT)に3日間参加してきました。
参加したワークショップの内容を中心に今回のイベントについて書きます。

Day1

スクラムの理解を深めるワークショップ というワークショップに参加しました。
自己組織化されたチームを形成するにはどうすれば良いか?と言う事が疑問に思う機会があり、また私自身のスクラムの理解を深めるためにも参加しました。

ワークショップの概要はスクラムを説明する90秒の寸劇を作る、というワークショップになります。
寸劇を作るにあたって、4人以上のチームをプロダクトオーナー(以後PO)とスクラムマスター(以後SM)と開発チームという役割に分けて

  • バックログ生成 + プランニング
  • 開発
  • レビュー
  • ふりかえり

を3スプリント経て寸劇を完成させる、というワークショップでした。
私たちのチームでは私がPOになって上で疑問に思った、
「 自己組織化されたチームを形成するにはどうすれば良いか? 」
というざっくりとしたストーリーを元にSMと開発チームと相談してチームでバックログを生成しました。
開発した寸劇の内容を他のチームと相互レビューをするのですが、そこで出た内容をふりかえりで見直し、次のスプリントで改善するというスクラムの流れを体験できました。結果出来た寸劇はとても良いモノになったと思います!一緒に開発して頂いたSMと開発チームに感謝しかありません。
(出来上がった結果寸劇の内容の動画を撮っておくべきでした・・・ )
寸劇の話の流れはこんな感じです!w

最終的な寸劇が出来た3スプリント目は下記のような情報に集約されました。

学びとしてはどんな劇を作ろうか?話しながら楽しみながらスクラムの流れで作業するので、スクラムを知らなくともスクラムの事を自然と理解できるのがとてもよかったです。
またPOという役割を体験できて、POが適切に要件を伝えれないと良いプロダクトが出来ないと言う体験を出来たのが学びになりました。
社内でもこちらのワークショップ実施したいと思いました。
詳細は こちら になります。

Day2

コーチズクリニック ※ を利用して スクラムコーチのたくぼんさん(以後コーチ)に自分が開発で今悩んでいる問題について相談させていただきました。

私が悩んでいる問題を整理できていない中で伝えようとしていたのですがコーチから「図で書くと良いよ」とアドバイスして頂きました。
問題を図解し整理した後に改めて話すと、コーチに私の問題を適切に伝えることができたように思いました。
また図解して整理した結果、私が見落としていた新しい問題に気が付く事にできました。
とりあえずコーチズクリニックを利用するのであれば、上に書いたように整理できていない状態で相談するより事前にある程度整理してから相談しに行きましょう!w
本当にありがとうございました、そしてよくあんなつたない自分のアウトプットから適切に情報を引き出して結論を導き出せるように話せるコーチすげえ!と思いました。

今回話しての気付きは事象の問題はコーチの中になく相談している人やチームからしか出てこないので、問題の整理の手法ついて学ばないといけないなと言う気付きがありました。

※ コーチズクリニックとは、RSGTのイベント会場内でアジャイルコーチの方々と1on1で相談する事ができる仕組みです。

Day3

Open Space Technology(以後OST) に参加しました。

参加者が会場内の様々な場所で議論しています。 その中のふりかえりの悩みというOSTに参加したので、こちらについて書きます。

参加者がふりかえりの悩みを書き出して、その中で議論したい事を議論したい人で集まって話す、という流れでした。
自分は解散するプロジェクトや開発期間の長いプロジェクトの振り返りで困っているという議題に参加しました。
議論については皆困っていてうーん・・・となっていたのですが ファシリテーターの方から

  • ふりかえりはフラクタルに考えてふりかえりの期間のスコープを意識すると良い、結局長い期間のふりかえりも短い期間の積み重ねかも
  • 解散するプロジェクトや開発期間の長いプロジェクトでは振り返りを次に活かすのは難しいかもしれませんが、上に報告する必要があるかどうか、という観点があると良いかも

とアドバイスを頂いたのがとても印象に残りました。(内容間違ってたらすいませーーーん><)
1点目のふりかえりの期間のスコープはかなり腹落ちする内容でふりかえりを半年に1回しかしていない人たちが1週間スパンでふりかえりすると何も出てこなかったりするが、1週間単位でふりかえっている人たちならきちんとスコープを設定すれば半年単位のふりかえれるんじゃないか、という話を議論しました。
2点目は上に報告する、という観点がなかったので、 新しい気付きでした。
またこちらのスライドを見てみてください、と最後に教えて頂きました。
後ほど見てみようと思います!

※ OSTとは議論したい内容を参加者が提案して、議論する事だそうです。RSGTでは参加者が当日に議論したい内容を決めています。

その他

イベントのWelcome Noteでパックマンルールでぼっち対策というのが、自分みたいなぼっちにはとてもうれしい心遣いだと思いました。
ぼっちにも優しいRSGT、素晴らしい。


※ パックマンルールとは話す際に入口が開いている状態、パックマンのような感じで話すという事だそうです。

総括

イベント参加者の皆が「 学びたい 」という意識の元に参加して1人1人が「場」を作っているので、学びや気付きがとても多かったです。
来年もRSGTは開催するようなので、是非参加したいと思います。
運営、ボランティア、参加者の皆さまお疲れ様でした。