Posted by はじめまして、サイバーエージェント21卒Unityエンジニアの原島です！
この度、内定者アルバイトという形式で、二ヶ月半グリフォンでの業務を経験させていただきました。
この記事では、このアルバイト期間で自分が行ってきたことを振り返りながら、実際にグリフォンで働いてみた感想等を綴っていきたいと思います。
業務内容
プロジェクトでの業務
内定者バイトでは基本的にアウトゲーム関連のタスクを担当させていただきました。
入社してから２週間程はバグ修正や一部UIのレイアウト調整などの業務でした。
自分は元々アニメーションなどの演出系の実装に興味があったのですが、こちらに関連するタスクもその際に割り振っていただけたので、具体的にどのような実装になっているのか業務を通して確認させていただきつつ、プロジェクトに慣れていくことができました。
プロジェクト独自の開発フローやフレームワークに慣れ始めてからは、徐々に大きめのタスクを担当させていただきました。
最終的に幾つかの機能実装を任せていただいたのですが、その中でも特に動画再生機能の追加を行うタスクが印象に残っています。
こちらはとにかく様々な職種の方と連携を取ることが多かった為、これまでクライアントのみで完結したタスクを行うことが多かった自分にとって、非常に新鮮に感じ、学ぶことが多いタスクでした。
動画が表示端末によって上手く再生されない不具合が締め切りギリギリになって見つかり、最終的にはクライアントエンジニア全体で原因特定を行っていただいたこともあり、本当に皆さんのおかげで何とか実装まで繋けることができたタスクとなりました。
プロジェクト以外の業務
所属するプロジェクトでの業務とは別に、社内勉強会やクライアント/サーバ混合で“ActiveBookDialog”という「１冊の本を複数人で分担して一気に読む」読書会にも参加させていただきました。
またその他の業務として、3Dモデルの作成を体験させていただきました。
こちらはモデリングからテクスチャ作成までの一連の流れを自力でやり切るといった内容で、最終的に完成したものをグリフォンの3Dデザイナーの方に評価していただきました。
3Dデザインのプロの方々から、モデリングを行うにあたってのコツや、実際にゲームで利用する場合にどのような3Dモデルを作成すべきかといったアドバイスなど沢山の知識を教わることができ、非常に貴重な体験となりました。
今回は「しいたけ」をテーマにモデル作成を行いました（完成したモデルは以下になります）。
業務を体験してみて
良かった点
他職種の方との連携に自信が持てるようになった
コロナ禍もあり殆どのエンジニアがリモートでの勤務という状況だったので、どのようにプロジェクトのメンバーと連携を取っていくのか、初めは不安な気持ちがありました。
しかしグリフォンでは一般的なzoomやslackといったツールの他にDiscordを使用していて、勤務中は常にこちらを繋げています。出社している状況と同様に気軽にコミュニケーションが取れる環境が整っていたので、コミュニュケーション面で不満を殆ど感じず、すぐにプロジェクトに慣れることができました。
前述したように、自分が担当した実装箇所では、サーバ担当の方、デザイナの方、企画の方など様々な職種の方々と連携を取る必要が多く、自分自身でスケジュールを見ながら、MTG等を進めていくこともありました。
自分はこれまでの内定者アルバイトでは、こういった実装とは別のプロジェクト管理自体を進めていくような作業を行ったことがなく自分にとって初めての経験だったので、最初は苦戦する部分もありました。
しかしながら上記のようにコミュニケーションが円滑にできたおかげで、こういった連携が非常にスムーズにできるようになり、他職種の方々と連携を行うこと自体にも自分の中で自信が持てるようになりました。
コードとどのように向き合っていくかを考えさせられた
トレーナーさんやサーバエンジニアの方との実装方法の相談や、コードレビュー、またActiveBookDialogを用いたコーディング学習を通して、どのような要素に重きを置いて実装すべきか、誰が使うのかを考えて汎用性が高いコードを書くべきか等を学習することができ、改めてコーディングへの理解を深めることができました。
とにかく働いていて楽しかった
グリフォンでは、どの社員さんも心理的に距離が近く、雑談ベースのコミュニケーションで連携がとりやすかったこともあり、和気あいあいと働くことができました。働きやすい雰囲気の中、自分がやりたかったUnityでの開発を学ぶことができた為、自分にとって本当に楽しく有意義な時間を過ごせたと思います。
反省している点
コードの改善が満足いくまでできなかった
一連のシーケンスで管理している箇所に追加実装を行った際に、現状の実装の場合では処理を追加する度に扱いづらくなっていく性質を見つけ、リファクタリングを行う必要があったのですが、自分の作業進捗の関係でその対応を行うことができず悔しさが残っています。
入社後は、このことを踏まえて、より運用を意識したコーディングをしていければと思います。
仕様の考慮漏れによる不具合を多く出してしまった
デバッグ依頼後に多くの考慮ミスを出してしまい、締め切りギリギリまでその対応に工数を費やしてしまったので、今後は実装に入る段階から俯瞰的に仕様を見つめて、漏れがないか詳細にチェックしていくことで円滑にタスクを進めていきたいと考えています。
おわりに
今回、二ヶ月半といった短い期間での勤務でしたが、技術的にも人間的にも自分にとって大きな成長に繋げることができた内定者アルバイトとなりました。
この経験を活かして、入社後もプロジェクトで活躍できるよう精進していきたいと思います！
内定者アルバイトにあたりマンツーマンでサポートしてくださった鈴木さん、またお世話になったグリフォンの社員の皆様、本当にありがとうございました！
