トレンド分析!2020年のブログのアクセスを解析してみる。

Yuki IwakamiPosted by

この記事はGRIPHONE Advent Calendar 2020 24日目の記事です。

エンジニアブログへのアクセスを解析して、2020年の技術のトレンドだったり、アクセス端末だったりと、いろんな角度で見て、今年を振り返りたいと思います。

はじめに

まずは去年の記事を紹介です。

見ている方はあまりいないかもしれないですが、毎年、自分は楽しみにしている記事です。この1年のグリフォンのエンジニアブログがどのくらい成長しているか、どういう方に見ていただけているか、というのをこの記事を書きながら振り返りたいと思います。

使用するツールは毎年と同じく、Google AnalyticsSearch Consoleを使っていきたいと思います。

アクセスユーザーの概要

この1年のアクセスしてきたユーザーを分析していきたいと思います。

アクセス端末情報

今年は順番を変えて、まずは端末の分析をしていきたいと思います。

OSとブラウザ

まずは、OSについてですが、こちらになります。

オペレーティングシステム

Windowsが50.76%と多く見えますが、実は去年は53.24%だったので、Windowsユーザーが若干減っているように見えます。それに比べてMacユーザーは2019年が28.43%から2020年が29.90%へ増えているので、もしかしたらWindowsからMacに移行する人が多かったのかもしれませんね。ちょうどM1チップのMacも出ましたし、自分も欲しいです!

スマホ(iOS/Android)で見てみると、去年とほぼ変わらずに見えます。ざっくりとですが、iPhoneユーザーとAndroidユーザーの比率は2:1の割合なんでしょうかね。

あと、毎年気になっているのですが、Playstationでこのブログにアクセスしてくれる人がいるんですよね。

ここに、ブラウザの情報も追加してみましょう。

オペレーティングシステムとブラウザ

パッと見でもわかりますがGoogle Chromeが多いです。先程の表・グラフと比較するとわかりますが、Windowsのユーザーのうち80.18%、Macのユーザーのうち86.45%がGoogle Chromeを利用していることがわかります。このブログにアクセスしてくれる方の5人のうち4人がChromeユーザーということがわかりますね。

また、Microsoft Edgeが今年の1月からChromiumベースのエンジンに切り替えられたり、Internet Explorerのサポートがどんどん終了していることもあるせいか、今年は一気にEdgeユーザーが増えた印象です。Edge:IEの比率でみると、2019年は2:8だったのが、2020年はほぼ5:5になっています。このままだと来年にはIEユーザーがEdgeにたくさん移り変わっていきそうですね。

モバイルデバイス

次にモバイルデバイス(スマホ)について見ていきましょう。グリフォンでもスマホゲームを作っていたりもするので気になる指標です。

モバイルデバイスのオペレーティングシステム

ここからわかるように、大雑把計算ではありますが、iPhoneユーザーとAndroidユーザーの比率は7:3のようですね。

次に各OS毎のバージョンについてです。バージョンは常にあがっているので、Analyticsの検索範囲を2020年11月だけとしています。

iOSのOSバージョン比率

まずは、iOSのバージョン比率です。14系が多く、みんなOSのバージョンを上げてくれていることがわかります。9割以上がiOS13.6以上なことがわかりますが、13.6は今年の7月にリリースされているはずなので、9割の人が半年以内に最新のOSにバージョンアップしていると言えると思います。

AndroidのOSバージョン比率

次にAndroidのバージョン比率です。やはりAndroidは古いバージョンも使われてますね。

Androidバージョンリリース月
82017年8月
92018年8月
102019年9月
112020年9月
Androidの各バージョンのリリース月

ここからわかるように、半分がAndroid 9以下を利用していることがわかり、2年以上前のバージョンを利用していることがわかります。iPhoneとは大違いですね。Androidは使っている端末が最新のバージョンになかなか対応してくれなかったりするので、仕方ないですよね。この様子だと、スマホゲームを作るときは、2年前のAndroid端末でも動くように作らないと多くの人が悲しむので注意しなきゃですね。

モバイルデバイス情報

デバイス毎の割合を見てみると、やはりiPhoneは多いですが、Androidで次に多いのはGoogle Pixelシリーズのようです。去年はXperiaも上位に来ていたりしていましたが、今年はPixelばかりと、Android界のシェアが変化してきたようですね。Pixel3が上位にいるということは、2年間機種変更しないユーザーが多いかもしれないですね。

モバイルデバイスブランド

デバイスのブランド毎に見ていきましょう。AndroidだとPixelシリーズとXperiaシリーズが並んでるようですね。個人的にはCMをたくさん打っているOPPOがこれからどのくらい上がるのかは気になるところです。

Xperiaのデバイス情報

Xperiaだけで見ると、結構いろんな世代が使われているようです。だいたいここ2年くらいの端末なのかもしれないですが、円グラフの残り半分がちょっと古い端末が占めているようなので、やはりAndroidユーザーはiPhoneに比べて機種変更をあまりしないのかもしれないですね。

アクティブユーザー推移

毎年見ていますが、今年も確認していきましょう。

左半分: 2019年 / 右半分: 2020年

新型コロナウイルスの影響かは分かりませんが、2020年前半はあまり伸びがよくありませんでした。ところが、2020年後半になって、アクセスが跳ねています!

この伸びた要因としては、たとえば夏頃に投稿したDocker+Windowsの重い問題を解決できそうなWSL2を試してみるという記事が最近になってアクセスが多くなっていることあったりします。Search Consoleを見ると、「wsl2+dockerは遅いな」って感じる方が調べてきてたどり着いていたりしているようです。

また、今年エンジニアブログ運営チームで重視したのが、「より記事タイトルをわかりやすくして、検索したときの一覧で記事内容を伝えたい。」という点です。例えばGoogle検索の結果が何十件も並ぶとは思いますが、そこで重要なのが記事のタイトルじゃないかなと思います。この記事にはこう困っている人に伝えたいんだってものがあったとしても、記事のタイトルがわかりにくかったら勿体ないですね。

その記事タイトルへの意識のおかげなのか、以下のようなデータが取れました。去年(2019年)の記事と今年の記事のそれぞれの2020年の平均CTR平均掲載順位です。

2019年の平均CTRと平均掲載順位
2020年の平均CTRと平均掲載順位

Search Console上の平均CTRと平均掲載順位だけスクショを見せちゃいます。グラフの縦軸が2019年と2020年でズレているので注意してくださいね。ここからわかるように、平均CTRも平均掲載順位もちょっとだけ良くなっているようにみえます。ということは、きっと良い記事が書けているんじゃないかなと思われます。

こういった、検索パフォーマンスも意識しながら今年はブログ運営チームは頑張っていました。
(と書いておきながら、自分は今年は運営チームから離れて遠くから見守っていたので、ここに書いた文章は、遠くから見守っていたのと、運営チームの方と話した内容を元に作成しております)

記事毎のアクセス数

今年もコンスタントに記事を投稿していくことができました。今月はアドベントカレンダーの25記事があるのですが、それを除いても11月までに29記事を書くことができました。その中から、アクセスが多かった記事を紹介したいと思います。

ページビュー数

2020年の前半に投稿された記事の方が有利ですが、ページビューランキングを見ていきたいと思います。

  1. 2020/08/13 Docker+Windowsの重い問題を解決できそうなWSL2を試してみる
  2. 2020/01/22 Managed Node Groupsを用いてTerraformでEKSクラスタをシュッと構築する
  3. 2020/09/17 Mutagenを使って開発環境の重たいDockerを3倍高速化する

多くの人が困ってそうな記事がアクセスが多いように見えますね。

平均CTR

さて、ここからはブログ運営チームが気にするようになったところです。

  1. 2020/11/19 Flux v2のdependsOnを簡単に検証してみた
  2. 2020/12/11 マジカミはPHP8で速くなるか
  3. 2020/06/01 HashiCorp Certified: Terraform Associate受けてみた

1位のは、個人的に「簡単に検証してみた」って言葉がちょっと見てみようかなって思えていいのかもですかね(個人の感想です)

2位の「マジカミはPHP8で速くなるか」の記事は公開されたばかりなので、サンプル数が少ないので、1ヶ月後になったらまた違う値になっているかもです。でも、記事タイトルわかりやすいですよね。

平均掲載順位

次に、これもまたブログ運営チームが気にするようになった指標です。

  1. 2020/11/06 Application Deliveryの紹介
  2. 2020/12/10 Dependabotで更新についてゆく
  3. 2020/06/30 phpでSafetyNet APIのレスポンスの証明書を検証する

ここらへんの記事は、きっと他ではあまり書かれてないとかで、順位が上の方に来たりしているものが多くなる傾向にあると思います。たしかに、SafetyNetで調べるとすぐ検索に引っかかったりしますね。

検索キーワード

今年もやりましょう。Googleの検索キーワードのクリック数を元にWordArtを用いて検索キーワードをビジュアライズしてみました。

2020年の検索キーワード

dockerやunity、ecs、gitなどの技術キーワードで検索されることが多いようですね!去年とはまた違ったキーワードだったので、来年の分析結果も楽しみですね!

さいごに

今年もエンジニアブログお疲れさまでした。来年はどんな記事が投稿されるんでしょうね。早く来年も振り返りブログが書きたいです!